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CASE

株式会社サンクリエイト

育成テーマ


株式会社サンクリエイト
https://sankurieito.com

代表者 :中野内 道徳
所在地 :島尻郡南風原町与那覇 115-1
業種  :建設業
従業員数:19人(令和8年1月現在)

会社概要:
橋梁、港湾、トンネル、建築等の社会インフラの調査、補修・補強工事に関する工法の提案および施工を行う建設会社。社会インフラ等の構造物の長寿命化を実現するために補修・補強工事において確実な工法の選定と良質な施工技術を提供している。


課題

県内唯一の技術を誇り、対話で信頼を築く

従業員の増加に伴い、人材育成が経営上の大きな課題となっていました。橋梁の調査・設計・補修・補強を手がける弊社は、「支承取替工事」において県内唯一の技術を有する一方、元請け企業とのやり取りにおいて報連相やコミュニケーションが一方通行になり、お客様の期待との間にギャップを感じる場面もありました。

「技術だけでは企業も人も成長しない。考え方が変わらなければ、行動は変わらない。」そうした課題意識から、技術だけでなく考え方や姿勢を育てることが次の成長につながると捉え、組織全体で人材育成に本腰を入れることにしました。

研修

現場を止めず、場所、国籍問わず全員で学ぶ工夫

研修では、プロのビジネスパーソンとしての考え方、報連相、5W3Hなど、基本的なコミュニケーションを中心に学びました。建設業は現場が常に動いており、急なトラブルや工程変更が日常的に発生する中、研修の実施自体が大きな挑戦でした。

そこで事前に人材育成計画を社内で共有し、元請け企業へも早い段階から研修日程を説明。参加が難しい社員はスマートフォンで受講できる体制を整え、鳥取県の拠点へ出張中の社員も現地から参加するなど、拠点を越えた学びの共有が意識の統一や一体感の醸成につながっています。また外国人従業員に対しては Teams の翻訳機能を活用し、国籍や言語の壁を越え、全員が同じ内容を学べる環境づくりを工夫しました。


R7年度研修内容

  • プロのビジネスパーソンとしてのヒューマンスキル、ビジネスマナー研修
  • ホウレンソウ、PDCA、ビジネスコミュニケーション研修

成果

研修を通して考え方が前向きに変化した従業員が現れ、コミュニケーションも円滑になりつつあります。すぐに大きな変化が出るものではありませんが、「聞いたことがある」「知っている」という意識の積み重ねが、次の行動につながる土台になると信じています。

工事の結果だけでなく、進捗や判断の背景、工夫した点を丁寧に伝えることで、プロセスそのものを価値として提供することを目指しています。今後は、施工だけでなく管理まで担える多能型人材を育て、属人化しない組織づくりを進めていきたいと考えています。

今後の展望

技術の先にある価値創造と人間力

技術力の向上に加え、考えて行動できる人材を増やすことが、今後の事業成長に不可欠だと考えています。元請け企業の人手不足が進む中、施工管理まで含めた付加価値を提供できる存在を目指します。

多様な業務経験を通じて全体を見渡せる人材を育て、人材育成を経営の中心に据えながら、社会インフラの未来を支え続けていきたいと考えています。


■人材育成をご検討している事業者へメッセージ

人材育成は重要でも後回しにされがちですが、いずれ必ず緊急性の高い課題になります。早く始めて継続することで、組織は確実に変わっていくと信じています。

代表取締役 中野内 道徳

専門家コメント

(株)トリプルバリュー 代表取締役
Chief Exciting Officer
MBA(経営学修士) 山本 龍太 氏

チームの主体性と協調性向上を目指し、ビジネススキル研修全8回を対面とオンラインの併用で実施しました。実習生への指導は初挑戦でしたが、分かりやすさを重視し、グループワーク等のアウトプットを多く取り入れました。

当初、現場職の皆様は研修に不慣れで不安げでしたが、目的の共有やアイスブレイクを重ねることで、次第に積極的な発言が増えました。課題の読書感想文も全員が真摯に取り組み、皆様の学習意欲と成長への熱意を強く感じました。