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case03

株式会社 福地組

ビジョン・育成テーマ

グループ全体で経営を安定させる組織づくり


株式会社 福地組

代表者 :福地 一仁
所在地 :嘉手納町
業種  :総合建設業
従業員数:70人

会社概要:
「沖縄を、日本で一番ワクワクする街へ」をビジョンとし、1953年創業以来、総合建設業として、住居、商業、医療・福祉、公園・橋梁など、さまざまな角度から地域のまちづくりに取り組みながら、多様性を重視した企業運営をしている。


課題

昨今の建設コスト高騰による原価増のため、利益率が低くなってきており、市場の変化に柔軟に対応できる、価格競争に巻き込まれない商品づくりが必要となってきています。

そこで、咋年社内に業務改革推進室を立ち上げて、最初に建設部内の作業時間を軽減する取り組みを始めました。

しかし、 社内にそのノウハウがなく、自社のみで実行していくのは難しいと感じたため、専門家と一緒に進めていくことにしました。

目標/TARGET

業務改革を通して最適なプロセスを構築し、高い生産性を上げる

部門横断的に最適なプロセスを構築したリ、現場作業時間を軽減するなどして、新事業を展開する余力(時間)を創出したり、 事業に関わる情報をデジタル化して、活用や分析ができる基盤を整備する。

研修/CHALLENGE

《研修テーマ》建設関連業務における生産性向上ノウハウの取得

今回の研修では、最適なプロセス構築へのアクションプランを策定していくため、経営者及び役員、業務改革推進の担当者2名で、専門家と共に現場業務の棚卸と主な課題の抽出から始めました。

また自社と同規模の県外の先進的な建設会社に赴き、業務効率を上げるためのDX導入方法やさらに先進的な取り組みについて視察研修も実施しました。

視察研修の内容を基に専門家と討議しながら、オンラインツールを活用した業務のバックオフィス化や書類作成の効率化等、今後の対応について社内研修を実施しました。

主な研修内容

  • 生産性向上に向けた業務プロセスの改善
  • 建設現場業務の効率化
  • 組織内におけるITリテラシーの向上
  • 業務効率化に向けたDX推進プロセス

成果/ACHIEVMENT

学んだノウハウを活かしてジブンゴトとして業務改革を遂行!

専門家と共に建設現場の担当者に対してヒアリングを実施したことで、現場代理人が施工の準備段階から竣工に至るまでにどんな業務にどれだけの時間をかけてどのように実施しているかを整理できました。

その中で、書類作成の業務について専門家のアドバイスを受けながら業者への見積依頼からその作成に至るまでの詳細な業務フローを共同で作成したことにより、効果的な業務フローの作成方法について学ぶことができました。

また、先行的な取り組みを行う企業から直接研修を受ける機会を得たことで、研修者全員が業務改革の目的や意義について具体的にイメージを共有し、当事者意識を持つことができるようになりました。

本事業に参加した感想と今後の展開について

経営者コメント

研修メンバーを核にしながら、現場主導によるボトムアップ型の業務改革を遂行する準備が整いました。
2024年には、建設業界にも働き方改革関連法が適用されます。

まずは、それに合わせて研修で得たノウハウを活かして業務改革を加速させ、 生産性を向上させていきたいと考えています。

代表取締役 福地 一仁 氏

専門家コメント

江塚 勇介 氏(株式会社GTL代表取締役)

企業をご支援させていただく際、私自身の経験や知見をただ教えるのではなく、企業の方々と共に考えて解決に導く事を心掛けています。

”稼ぐ力事業”は文字通り企業の方々が"稼ぐ力” を意識し、課題解決に向けたスキルやノウハウを身に付ける取り組みだと認識していますので、私の支援方法と合致しており、社員の方々は日々忙しいながらも真剣に取り組んでいただきました 。

3か月という限られた時間で目に見える成果を出すのは難儀でしたが、今回の研修がきっかけとなり業務改革が順調に遂行される事を願っております。