男性
女性

r5 case01

ビジョン・育成テーマ

管理職層の人材育成(数値管理能力、メンバーマネジメント)強化


株式会社ステージングアップ沖縄
https://steak-hans.jp

代表者 :仲本 貴博
所在地 :那覇市若狭2丁目14番12号
業種  :飲食業
従業員数:72人

会社概要:
「ジャンボステーキハンズ」として2007年に創業、県内に9店舗を展開している。客単価の高い観光客向けが主流であったステーキを「県民がもっと日常的に食べて欲しい」という思いから地元客向けに、オフィス街である那覇市久茂地に1号店をオープン。2018年に創業者である父親より承継。


目標/TARGET

マネジメント能力の強化|数字管理で売り上げアップ

 一年目では、マネジメントの土台作りに重きを置いていましたが、実際の現場では人間関係の問題から、離職があり、パフォーマンスが落ちることで、売り上げにも影響がでました。ある程度の管理知識や能力をリーダーが習得する必要がありました。

 そこで、店長だけでなく、次世代を担う店長に育てたい若手や副店長にも研修に参加してもらいました。

 コスト管理や接客のスキルについても、理念である「食で心と体を笑顔に」を念頭に、「お客さまに感動してもらえるサービス」をどう体現できるかを深堀したいと考えていました。

 そのうえで目指したのが、マネジメント能力や、数値管理能力のスキルの向上です。

研修/CHALLENGE

より実践的で実状に合わせたマネジメントと数字管理

「店舗運営スキル向上研修(メンバーマネジメント)」では、タイプ別にスタッフを見極めて、モチベーションアップやスキルアップなどの手法を用いて、どうアプローチするのが効果的かを学びました。これまでの、画一的なアプローチから、スタッフ一人ひとりに一歩踏み込む内容です。

「数値管理能力」や「コスト管理」の研修では、人件費管理と原価率の管理、食材の管理を主に学びました。研修では、定期的に進捗確認を行い、だれが見てもわかるようにすることや、いい事例も悪い事例も、全員が本音で原因を解釈することで、次のアクションプランを立てます。

管理帳票を作り、状況を共有することで、情報の可視化を学びました。研修内容をインプットして、次は、アウトプットする段階に入っています。

 主な研修内容

  • 管理職層への権限移譲と経営幹部の視座を高めるためのマネジメント研修
  • 既存事業の効率化・収益改善に繋げる数値管理能力の強化研修

成果/ACHIEVEMENT

課題の可視化でPDCAを効率的に回す

研修後、店長たちに自信がついてきました。これまで、漠然として課題がみつからなかった状況から、可視化することで、考える力を身に付け、何が課題かを理解することができています。

 数字的な結果は、管理帳票の活用やミーティングを「情報取集の場」「決裁する会議」「問題を上げるだけの会議」などと分けて行うことで、頭の中が整理されます。課題の整理ができて、次のアクションに対する始動が早くなったと感じています。

 リーダーシップの研修の後には、メンバーがより活き活きし始めた店舗もあれば、あまり信頼のなかった店長が店舗ミーティングでスタッフに決意表明をするなど、変化が表れています。すぐに信頼関係が築けるわけではないですが、将来的には、より良い店舗像に向けて、チームワークを構築できると思っています。

社員のステージアップを土台に質の高いサービスを提供

経営者コメント

 社員と共に僕自身も成長していくことが、会社の成長につながると研修で確信できました。

 また、店舗展開には、リーダーが不可欠です。人材を成長させるために、スピード感をもって、それぞれが活躍できる場所を提供し、社員たちのステージアップの環境を作りながら、お客さまにしっかりとした、サービスを提供していきます。事業を拡大する中で人材の成長が楽しみです。

代表取締役 仲本 貴博 氏

専門家コメント

株式会社TRAYD INNOVATION 長田 政也 氏

 店舗責任者に求められる2つのマネジメント(数値管理、メンバー管理)について、座学でレクチャーいたしました。また実践型の宿題を通して参加者の成長と現場の変化をご支援しました。

 最終回の一人一人の振り返り発表では、全員が以前よりも堂々と自分の言葉で自身の成長や今後の意気込みを語ってらっしゃる姿を見て、変化を感じました。

 研修を通して、マネジメントという役割の面白さや、やりがいについても感じ取っていただけたと思います。参加者が今後も前向きにハンズグループを引っ張っていただけると嬉しく思います。