ゆいまーる沖縄株式会社
育成テーマ
沖縄の文化的価値を伝える小売店の複数店展開に向けた人材育成

ゆいまーる沖縄株式会社
https://utaki.co.jp
代表者 :鈴木 修司
所在地 :南風原町宮平 652
業種 :卸・小売業
従業員数:19人(令和8年1月現在)
会社概要:
1988年創業、沖縄の文化や地域資源に寄り添いながら、商品開発や流通、工芸業界の課題解決に取り組んできた。人の営みとしての「暮らしの文化」を軸に、地域と企業、人と人を結び、未来へつながる持続可能な文化的価値を創出している。
課題
「人」が文化を伝え、事業が育つ
弊社がリデプロ事業を活用した背景には「沖縄の文化を、商品を通して正しく・深く伝えられる企業でありたい」という強い想いがありました。工芸や食品を扱う弊社にとって、価値を伝える主体は「人」であり、社員一人ひとりが文化的背景を理解し、自分の言葉で語れることが不可欠でした。
一方で、卸業中心だった事業構造から小売業の拡大を進める中、文化を伝える接客や主体的に動ける人材の育成が課題となっていました。そこで、自立型社員を育て、現場から価値を発信できる組織を目指し、体系的かつ中長期的な人材育成を軸に組織づくりに取り組んでいます。
研修
学びを止めず、人と組織が成長し続けた3年間
今回の研修を通じ「自立型社員」という目標以上に、社員一人ひとりが自ら考え行動し、高いモチベーションで課題に向き合う姿が見られるようになりました。話し合いや意見共有の機会が増え、チームで課題解決に取り組む文化が着実に育っています。一方で研修時間の確保は大きな課題でした。
売上への影響も覚悟した上で研修日は思い切って店舗を休業し、隔週休みから週1回の休みに変更するなど運営体制も見直しました。月1回の全社員ミーティングで進捗共有を行い、講師のフォローも受けながら継続的な取り組みにより、学びが現場に定着しました。結果として3年間連続で研修前を上回る売上につながっています。


R5年度
卸業主軸から小売業の業態拡大へ
- 接客スキル
- 店舗づくり研修
R6年度
数値管理
- VMD手法の習得
- 顧客分析
- 売上計画作成
R7年度
チームの力を引き出すリーダー育成研修
- 目的共有と人材の強みを引き出す組織づくり
成果
社員一人ひとりが成長を実感できる組織へ
取り組みを進める中で、 社員の主体性や自立性が高まり、行動や意識に大きな変化が生まれました。
文化を伝える接客や提案が定着し、リデプロ活用1年目には前年対比25%の売上増を達成。2年目も同水準の成長を維持し、3年目となるR7年度は20%アップの目標を掲げ、すでに達成しています。
10年店舗を続けてきた中で実現した3年連続の高成長は、社員にとって大きな自信となりました。 さらに、SNS発信の活性化によって企業の魅力が社外にも伝わり、求人応募が増加するなど、組織全体に好循環が広がっています。
今後は、育ったリーダーが次の人材を育て、店舗展開や卸・営業部門へと価値観を広げながら、文化を未来へ継承する組織を目指していきます。
今後の展望
人と個性が事業を前進、沖縄の文化を未来につなぐ組織へ
今後は、沖縄文化を「商品」としてではなく「体験」として伝える事業をさらに深化させていきます。社長が引っ張るのではなく、社員一人ひとりが主体的に考え、語り行動できる組織を目指しています。店舗展開を見据え、次のリーダー、その次のリーダーを育てる循環をつくり、ビジネスと個性の両立を大切にしながら、文化を未来へつなぐ企業であり続けたいと考えています。
■人材育成をご検討している事業者へメッセージ
AIが浸透する今だからこそ、主体性を持つ人の力が企業の価値を高めます。人材育成は未来への投資です。リデプロ事業は、課題に本気で向き合う企業を確かな成長へ導いてくれる制度だと確信しています。

代表取締役 鈴木 修司 氏
講師コメント
(株)ビジョンプロジェクト 代表取締役
組織づくりコンサルタント 我那覇 聖 氏
「自立型組織」への変革を目指し、リーダー個々人の「想い」と経営ビジョンの接続に伴走しました。当初は研修で静かな場面もありましたが、対話を重ねる中で心理的安全性が醸成され、自ら選択肢を広げ行動する姿勢へと近づきました。文化の創造と経済活動の両立に挑むリーダー達が自らの言葉で自分の役割と、未来を語り始めた姿に、大きな飛躍の可能性を感じています。
