株式会社日本バイオテック
育成テーマ
5Sの徹底、業務可視化・最適化による組織力向上のための人材育成

株式会社日本バイオテック
https://www.uminchi.com
代表者 :山城 由希
所在地 :糸満市字真栄里1931
業種 :水産業・観光業
従業員数:39人(令和8年1月現在)
会社概要:
海ぶどう養殖・販売・商品開発・体験型施設運営を行っている。食材事業部では20年の養殖経験を活かし、年間55トンの卸売販売と世界15か国への輸出を実施。観光事業部では海ぶどうのテーマパーク「海ん道~uminchi」を運営し、国内外より年間5万人が来場している。
課題
現場と地域が主役の組織を目指して
弊社は創業当初から地域に根ざした事業運営を行い、海ぶどう養殖の現場では子育て世代や高齢者を含む地域住民など、多様な人材が活躍しています。その一方で、雇用形態や立場が異なる中で価値観や業務理解にばらつきが生じやすく、現場力は強い反面、属人化しやすいという課題を抱えていました。
事業拡大とともに、トップダウン型の経営だけでは組織運営に限界が生じ、まずR5年度は「ミッション・ビジョン・バリュー」を現場と共に再構築し、組織の軸を共有することから取り組みました。
R7年度は誰もが自分の役割を理解し、主体的に動ける組織へと進化するための研修を実施しました。
研修
理念浸透から業務変革へ。 業務プロセスの可視化・最適化
R5年度は「10年で10億円企業を目指すための人材育成・組織づくり」をテーマに、マネジメント研修や理念浸透、幹部・チームビルディング研修を実施しました。
R7年度は、好調な業績を背景に、次の成長に備えるため、生産力向上を目的に5S活動と業務プロセスの可視化に注力。正社員・パート・外部委託と言った立場に関わらず、会社に関わる全員に学びの機会を設け、週ごとの課題抽出と改善を実践しました。
整理収納を「思考の整理」と捉え、生活にも活かせる視点で進めたことで、研修が「やらされている感 」ではなく、自分ごととして浸透していきました。

R5年度
理念を軸に組織の土台をつくる
- マネジメント研修、経営幹部研修
- チームビルディング研修
- 会社のミッション、ビジョン、バリューを策定
R7年度
業務を可視化し現場力を“組織力”へ
- 5S活動と業務プロセスの可視化と最適化
成果
年齢や経験を超えて、個の力を束ねる組織へ
R5年度の研修以降、海ぶどうの売上高が過去2年で48%増と大きく成長しました。R7年度も研修を重ねる中で、年齢や経験に関係なく一人ひとりの強みが見えるようになり、チーム内で役割を補完し合う動きが生まれました。
意見交換が活発になり、業務改善への参加意識が向上しています。倉庫や事務所などの職場環境は整理され、作業効率と働きやすさが目に見えて改善しました。
朝礼や部署を越えた交流を通じて、日常的なコミュニケーションも活性化。改善提案が現場から自発的に上がり、実行までのスピードも加速しています。現在は学びと改善を続ける文化が根付き、研修終了後も自走できる組織基盤が整いつつあります。
今後の展望
学び続ける組織基盤づくりと、地域と共に育つ企業へ
今後は、外部専門家の視点と社内での継続的な運用を両立させ、学びと改善が循環する組織づくりを目指します。今年は社内管理に強い人材も迎え、研修で得たマインドや仕組みを社内に定着させる体制を整えています。地域に根ざした雇用を大切に、新しい人材が加わっても、共通の価値観と業務の基盤が自然と共有され、組織として持続的に成長できる体制を目指していきます。
■人材育成をご検討している事業者へメッセージ
人材育成は、やりたいと思っても一人では進めにくいものです。リデプロは、外部の力と仕組みを活用しながら、現場を巻き込み、試行錯誤を前向きに続けられる事業です。迷っているなら、まず一歩踏み出してみてほしいと思います。

代表取締役 山城 由希 氏
専門家コメント
イエジャー合同会社 業務執行役員
みちがえりコンサルタント 尾崎 絵璃奈 氏
約半年間、伴走する中で、5Sが「片付け=作業」ではなく「仕事をやりやすくする仕組み」という共通認識が育ち、現場に根づいていく姿を間近で見てきました。部署を越えて意見やアイデアが自然に交わされ、自分たちの手で環境を整えていく姿勢は、企業としての確かな成長そのものです。
整った環境は業務のしやすさだけでなく、働くことへの誇りや安心感にもつながり、その変化を生み出した皆さんの力を、講師として心から嬉しく思います。

